築30年、大工だった父の想いを受け継ぐ。思い出の「梁」を活かしたバリアフリー・リノベーション
■ リノベーションのきっかけと、解決したかったお悩み
――リノベーションを考え始めた時、一番最初に解決したかったお悩みは何でしたか?
施主様: やはり築30年が経っているので、昔ながらの使い勝手の悪さが気になっていました。各部屋が細かく仕切られている昔の日本の家づくりが少し古っぽく感じて、ワンフロアの空間にリノベーションしたいなと。また、現在60歳ということもあり、これから夫婦2人で住むにあたって、足腰が悪くなっても生活できるよう段差を無くしたいと考えたのがきっかけです。
■ 思い出の家で、どうしても残したかった「梁(はり)」
――こちらのお家は、30年前に奥様のお父様が大工として建てられた思い出深いお家ですね。リノベーションにあたって「ここだけは絶対に変えたくない」という部分はありましたか?
施主様: 建築当時からずっと見てきた「梁(はり)」ですね。ここはぜひ表に出して活かしたいと思っていました。事前の打ち合わせでは「解体してみないと(綺麗に梁を出せるか)分からない」というお話でしたが、想像以上に立派な棟が現れ、とても良い雰囲気に仕上がったと思います。
――昔の板を再利用した棚や、和室の欄間(らんま)なども上手く空間に取り入れられていますね。
施主様: 欄間は当初残す予定ではなかったのですが、空調の効率を考えてガラスを入れて風を遮断し、枠に色を塗って活かすことになりました。こうした昔の板の再利用などは、最初から計画していたわけではなく、工事が進む中でいろいろとアイデアが湧いてきたものです。
■ 現場で生まれた「プラスアルファ」の提案
――神棚の配置や、玄関のスペースなども工事中に決まったそうですね。
施主様: ええ。神棚も最初は別の場所に置く案があったのですが「やはり物置のような場所に神様を入れるのは良くない」と話し合い、現在の場所に落ち着きました。玄関に関しても、一部を工夫して切ってもらい、新しく芳香剤などを置けるディスプレイスペースを作ってもらいました。 ずっと30年も住んでいると、自分たちではどこが良いか悪いか分からなくなっているものです。ですが、工事を進める中で「じゃあこうしよう」「これならこうできるね」と職人さんから提案していただき、結果的にプラスアルファの工夫がたくさん生まれました。
■ 施工会社「タクミ」の魅力は、フラットな「アットホーム感」
――これからリノベーションを考えている方に、施工を行った「タクミ」を一言で紹介するとしたら、どんな言葉を選ばれますか?
施主様: 単純な表現になってしまいますが、「アットホーム感」があって本当に良かったです。 普通、施工する側と施主の間には1枚壁があるような距離感を感じるものですが、タクミさんにはそういう堅苦しさがありませんでした。こちらからも気軽に要望を相談しやすいですし、タクミさんの方からもフラットな立場で色々と提案してくれたのが、すごく良かったなと思っています。