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バイク好きご夫婦の夢を叶える、中古住宅リノベーション
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- 築年数
- 築42年
- 居住者構成
- 6人
- エリア
- 福山市内
バイク好きご夫婦の夢を叶える、中古住宅リノベーション
〜築42年の和風木造住宅が、趣味と暮らしを両立した理想の住まいに〜
今回のご依頼は、ご夫婦からの「良い中古住宅を見つけたので購入を検討している。家の中のリノベーションを考えていて、ネットでタクミさんの施工例を見て“ここにお願いしたい”と思った」というお問合せから始まりました。
私たちはすぐに現地の調査に伺い、実際にその中古住宅を確認させていただきました。
物件は築42年の和風の木造住宅。
外観や内装には、昭和の住まいならではの趣が残されており、懐かしさと同時にどこか温かみを感じる家でした。
しかしながら、現代の暮らしに合わせるにはいくつかの課題も見えてきました。
まず目についたのは、駐車スペースの狭さ。不便さ。
車が縦列でしか停めれず庭木がしげっていて、駐車するにもお客様は「このあたりはしっかり直したい」と強く希望されていました。
またバイクや車が趣味のお客様は駐車場スペースを有効に使い洗車をしたいとの希望もありました。
そのあたりを考えると雨水や排水の流れる方向などもしっかりと考えて施工する必要がありました。
また、ご夫婦ともに共通の趣味として“バイク”を楽しまれており、今後はそのバイクを安心して保管・メンテナンスできるガレージスペースを住まいの中に設けたいというご要望もお持ちでした。
実際にお話を伺っていると、既にご夫婦の中には明確な“理想の暮らしのイメージ”がありました。
「ご主人が休日にガレージでバイクをいじっているのを、奥様がキッチンからご飯を作りながら眺められるようにしたい」
「動線を工夫して、できるだけ家事のストレスを減らしたい」「収納がたくさんある家にしたいけど、見た目はすっきりと。家具は造作で、部屋にぴったり合うものを作ってほしい」
このように、単なるリフォームではなく
“新築のような満足感を得られるリノベーション”を目指したいという強いお気持ちが伝わってきました。
建物のポテンシャルを活かしながら、「好き」をカタチに
築42年という年数を聞くと、「古くて住みにくいのでは？」と思われるかもしれません。
しかし、このお住まいは骨組みがしっかりしており、構造的にもまだまだ活用できる状態でした。
特に梁や柱には太くて立派な無垢材が使われており、現在の建売住宅ではなかなか見られないような重厚感がありました。
私たちは、この家がもともと持っている良さをできる限り活かしながら、今の暮らしに合った間取りやデザインへと再構築していくリノベーションをご提案しました。
今回は特に、キッチンを“対面式”に変更したことで、空間の広がりとコミュニケーションのしやすさが生まれました。
奥様が料理をしながら、リビングやガレージの方向を見渡せるようにレイアウトを工夫し、視線の抜けと開放感を意識した設計に。
壁向きだったキッチンから変身。家の中心にキッチンがあることで、暮らし全体に一体感が生まれています。
また、動線にもこだわり、洗濯→干す→しまう、の一連の家事がスムーズに行えるようにしました。
水回りの配置や収納スペースも見直しました。
造作家具も、ライフスタイルに合わせたサイズ・配置でご提案し、既製品にはない使い勝手の良さと統一感を実現しました。
趣味と暮らしが調和した“新しい和の住まい”へ
今回のリノベーションでは、ただ設備を新しくしたり、壁紙を張り替えたりするだけではなく
「住まいそのものの価値を再構築する」ことを目指しました。
バイクガレージは、室内からも出入りができる仕様にし、雨の日でも快適に整備が可能。
床や壁には汚れや衝撃に強い素材を採用し、かつガレージとして浮かないようにデザインにも統一感を持たせました。
外構についても、車をもう1台停められるように敷地の形状を活かしながら一部を掘削・整備し、機能性と見た目を両立した駐車スペースを新たに設けました。
ご夫婦ともに「こんなに変わるとは思わなかった」と笑顔でおっしゃってくださり、私たちもとても嬉しく感じました。
和の趣を残しながらも、現代の暮らしにフィットした空間づくり。
趣味と日常が自然に調和した住まい。
そんな「中古住宅だからこそ実現できる」新しい価値を、今回のリノベーションでしっかりとカタチにできたと思っています。
中古住宅リノベーションの魅力とは
今回のように、中古住宅を購入されてからのリノベーションにはさまざまなメリットがあります。
まず一番大きいのは、「固定資産税が新築と比べて抑えられる」ということ。
建物の評価額がすでに下がっているため、税金の負担が軽く、その分を住宅そのものの改装費に充てることができます。
加えて、今回のように柱や構造材に良質な木が使われている物件であれば、新築では出せない“風合い”や“味わい”を活かした家づくりが可能です。
そして何より、「自分たちのライフスタイルに合わせて、一から間取りや設備を考えられる」こと。
既存の家をベースに、まるでオーダーメイドのように空間をつくっていけるという点も、多くのお客様にとって大きな魅力となっています。
さいごに
今回のリノベーションは、「中古住宅 × 趣味 × 家事ラク × 暮らしやすさ」のすべてが詰まった、とても理想的なプロジェクトでした。
お施主様ご夫婦が大切にされている「好きなこと」「大切な時間」を住まいというカタチで表現することができたのは、私たちにとっても大きな喜びです。
これからも、お客様一人ひとりの“理想の暮らし”にしっかりと寄り添いながら、住まいづくりのお手伝いをしていきたいと思います。
