年末に慌てない!11月からできる大掃除ならぬ小掃除チェックリスト
 
          ■ 年末の「大掃除」を“前倒し”するだけで心が軽くなる
12月になると、仕事納め・忘年会・クリスマス・お正月準備と、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
気づけば「掃除が全然終わらない」「寒くて窓掃除どころじゃない!」と慌ててしまう方も多いのではないでしょうか。
でも実は、大掃除の多くは11月中に少しずつ進めるだけで驚くほどラクになります。
冷たい水がつらくなる前に、外まわりや水まわりを済ませておくのがコツ。
年末は“仕上げと整え”に集中でき、心にも余裕をもって新年を迎えられます。
■ ステップ①:まずは「整理」から始める

掃除の前に大切なのが「モノの整理」。
どんなにピカピカに磨いても、不要な物があふれていては気持ちよく過ごせません。
まずは、“片付ける→減らす→収納する”の順番で考えましょう。
🗂 捨てる基準のコツ
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1年以上使っていないもの 
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同じ用途の物が2つ以上ある 
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「高かったから捨てられない」と感じる物 
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思い出は写真で残せるもの 
特に収納の奥に眠っている「古い家電」「紙袋」「壊れた傘」などは、思い切って処分。
このタイミングでリサイクルショップやフリマアプリを活用しても良いでしょう。
■ ステップ②:水まわりは「カビ・水アカ対策」を優先!

🛁 浴室の徹底掃除
お風呂場は、湿気と温度があるためカビが大好きな場所。ここをしっかり清掃しておくと、
1年間の汚れがスッキリ落ち、日々の掃除もラクになります。
<浴室掃除の手順>
天井:カビ取り剤をスプレーし、10分放置後にシャワーで洗い流します。
壁・床:お風呂用洗剤でこすり洗い。泡ハイターでこすり洗い。
排水口:ヘアキャッチャーを取り外し、歯ブラシでぬめりを除去。
鏡:水垢はクエン酸パック(キッチンペーパー+ラップ)で30分置くとピカピカに。
換気扇フィルター:取り外して中性洗剤で洗い、しっかり乾かして戻します。

そしてお掃除大好きスタッフYが一押しするのは、こちら。
「カルシウム汚れ職人」という商品なのですが、お風呂のドアの下のサッシなどにつく白くこびりついた汚れにかけると
シュワシュワ〜と泡を出して溶けていきます。歯ブラシでこすって簡単に綺麗になって感動しますよ☺️💖
🚽 トイレの“見えない汚れ”を退治!
トイレは普段掃除していても、「タンク裏」や「ウォシュレットのノズル部分」など、見落としがちな箇所があります。
<トイレ掃除のポイント>
トイレの換気扇:電源をぬいて、ドライバーでフタを外し、中性洗剤で拭いたあと、100円ショップの換気扇フィルターを貼ると半年綺麗が続きます。フィルターを貼ると、換気扇の中は汚れないため便利です。
便座の裏のゴム部分:マイナスドライバーなどで外してハイターを。本体部分は普段お使いのスプレーで拭き取るとピカピカに◎
ノズル:蓋に黄ばみがある場合は酸性のトイレ洗浄剤やジェルタイプのカビキラーを塗ると◎
便器と便座の間:最近のトイレは便座があがるものがほとんど。隙間の掃除はトイレシートで拭くときれいに。便器側だけではなく、便座の上側に黄ばみがついていることもあるため、洗剤をつかいながら汚れを落としていきましょう。
タンク:タンク付きトイレの場合、タンク内に重曹やトイレの洗浄剤を入れて放置!寝る前や外出前に入れるだけで綺麗になるので簡単です♫
仕上げに消臭スプレーではなく重曹スプレーで拭くと、匂いがスッと取れます。
■ ステップ③:換気扇は「油汚れが柔らかい秋」がベスト
寒くなると油汚れは固まり、落とすのに時間がかかります。
11月の暖かい日を狙って、キッチン換気扇の掃除をしておきましょう。
<換気扇掃除のコツ>
電源を切ってから分解
フィルター・ファン部分を40〜50℃のお湯に重曹大さじ3を溶かして漬け置き(30分)
歯ブラシやスポンジで優しくこすり落とす
本体部分は中性洗剤を布につけて拭き取り
完全に乾かしてから取り付ける
※シロッコファン(ドラム型)の場合は無理に外さず、業者にお願いしてもOKです。
■ ステップ④:窓・網戸・サッシを“天気の良い日にまとめて”
窓掃除は「晴天」より「曇りの日」がベスト。
太陽光が強いと水分がすぐ乾き、拭きムラの原因になります。
<窓・網戸の掃除手順>
カーテンを外して洗濯(洗ったらそのままカーテンレールに干して乾かすとラクです!)
網戸は外してシャワーで洗い流し、スポンジで軽くこする(お風呂用の長い柄付きスポンジは年一で変えて窓用にすると便利)
窓ガラスは新聞紙で仕上げ拭き(インクの油分でツヤが出ます)
サッシの溝は古い歯ブラシや割り箸+布で細かい砂を除去。100円ショップのレールブラシやジェルクリーナーを使うとより綺麗になりますよ★
最後にレール部分にシリコンスプレーを軽く吹きかけると、開閉がスムーズになります。
■ ステップ⑤:リビング・寝室は“空気のリセット”を意識
冬は暖房で空気がこもりがち。
埃を取って空気を整えることで、健康にも良い影響があります。
🛋 リビングの掃除ポイント
照明器具・シーリングライトを外して水拭き
エアコンフィルターのホコリ取り(乾燥機で乾かすのはNG)
カーテンレールやテレビ裏はハンディモップでサッと
床は掃除機の後に水拭き+アルコールスプレー仕上げ
🛏 寝室の掃除ポイント
布団・マットレスを天日干し
ベッド下を整理(収納ボックスを引き出して掃除機)
クローゼットの中身を「冬服→前面、夏服→奥」に入れ替え
湿気防止のためにスノコや除湿剤を設置
■ ステップ⑥:玄関・外回りは「第一印象を磨く場所」
玄関は「家の顔」。
ここを整えると、気持ちまでシャキッとします。
🚪 玄関掃除のコツ
玄関ドアの外側・内側を中性洗剤で拭く
ドアノブ・ポスト・インターホンも忘れずに
下駄箱の中は乾燥剤を入れ替え、靴底を拭く
ポーチや階段のコケ・黒ずみはデッキブラシで水洗い
表札やポスト上も雑巾でピカピカに
余裕があれば、玄関マットを新調するのもおすすめです。運気アップにもつながります。
■ ステップ⑦:不用品の「仕分け」と「リサイクル」は早めに!
年末はゴミの収集日が変則的になるため、12月中旬には不用品の整理を終えるのが理想。
大型ゴミ・家電リサイクル品(テレビ・冷蔵庫・洗濯機など)は、予約が混み合う前に申し込みましょう。
💡 分別の目安
| 分類 | 出し方の例 | 
|---|---|
| 燃えるゴミ | 紙類・布・古い靴下など | 
| 燃えないゴミ | ガラス・陶器・金属部品など | 
| リサイクル | ペットボトル・缶・段ボール | 
| 粗大ゴミ | 家具・布団・自転車など(要予約) | 
■ ステップ⑧:12月に入ってからの「仕上げ掃除リスト」
11月までに大まかな掃除を終えておけば、12月は“気持ちの整理と仕上げ”に専念できます。
冷蔵庫の中身チェック → 年末年始の食材スペースを確保
ガスコンロ・レンジ・電子レンジの最終清掃
玄関・リビングの床をもう一度水拭き
カーテン・ラグを整えて空気を入れ替え
神棚・仏壇・家族写真などのホコリ拭き
年賀状・お年玉袋・正月飾りの準備
■ まとめ:少しずつやれば“年末がごほうび時間”に変わる
大掃除というと「1日がかり」「疲れる」というイメージがありますが、
実は“分けてやる”だけでぐっとラクになります。
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整理整頓(いらない物を減らす) 
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水まわり(浴室・トイレ・キッチン) 
- 
換気扇・窓まわり 
- 
居室・玄関・収納 
この順で進めるだけで、家が見違えるように清々しくなります。
「12月に慌てない」ということは、家も心も整えて新しい年を迎える準備ができているということ。
今年は少し早めに動き出して、すっきりとした気持ちで新年を迎えましょう✨
 
            