60代からの住み替え・リノベーション

― 子どもの独立後、夫婦ふたりで快適に暮らす家 ―
子育てがひと段落し、子どもたちが巣立っていく60代。
これまで「家族みんなのため」に設計されてきた家が、気がつけば夫婦ふたりには広すぎたり、使いづらくなっていることはありませんか?
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2階の子ども部屋が空き部屋になっている
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階段の上り下りが億劫になってきた
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動線が長くて家事が疲れる
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冬の寒さや結露が辛く感じる
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水まわりが古くて使いづらい
こうした悩みをそのままにしておくと、年齢とともに住まいが「負担」になることも。
そこで今、60代以降に増えているのが「住み替え」や「リノベーション」です。
今回のコラムでは、60代からの暮らしを快適にする住まいの整え方を、間取り・動線・性能・デザインの4つの視点からご紹介します。
◆ なぜ今、60代から住まいを見直すのか?
人生100年時代と言われる今。
60代はまだまだ現役で活動的な年代ですが、これからの暮らしを見据えると**「無理をしない快適さ」や「安心感」**がより大切になってきます。
✔ 家族構成が大きく変わるタイミング
子どもたちが独立すると、家にいるのは基本的に夫婦2人。
かつては4LDKや5LDKだった間取りも、使われない部屋が増え、光熱費や掃除の手間だけが増えていくというケースも少なくありません。
✔ 体力・体調の変化を意識し始める年代
60代を境に、「階段がつらくなってきた」「夜トイレに起きるのが大変」など、暮らしの中で“ちょっとした不便”が出てくることも。
早めに暮らしやすい動線に整えておけば、70代・80代になってもそのまま安心して暮らせる住まいにすることができます。
✔ 資金計画的にも“ちょうどよいタイミング”
多くの方が住宅ローンを完済するか、完済が見えてくる60代。
リフォームローンや住み替え費用の準備もしやすく、まだ仕事をしているうちであれば審査も通りやすいタイミングです。
◆ リノベーション or 住み替え?どちらがいいの?
60代からの住まいづくりでは、「今住んでいる家をリノベーションするか」「住み替えをするか」で迷う方も多いです。
それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。
🔨 リノベーションのメリット
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今の家に愛着がある場合に最適
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近所付き合いや住環境を変えずに済む
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予算を抑えやすい
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建材や思い出を活かしたリノベが可能
🏠 住み替えのメリット
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バリアフリー設計や最新設備を一から整えられる
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立地を見直せる(駅近・病院の近くなど)
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コンパクトで管理しやすい間取りにできる
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売却+買い替えで資金面がスムーズになることも
👉 決め手になるのは「築年数」「構造の状態」「将来の暮らし方」
築30年以上で耐震性や断熱性に不安がある場合や、立地に不満がある場合は「住み替え」がおすすめです。
一方、建物の状態が良く、住み慣れた環境を大切にしたい方は「リノベーション」での再設計が向いています。
◆ 60代からの間取り・動線見直しポイント
住み替えでもリノベーションでも共通するのは、「夫婦2人のための空間」に最適化すること。
ここでは具体的な見直しのポイントをご紹介します。
①「1階だけで完結できる暮らし方」へ
階段の上り下りが必要な間取りは、年齢とともに負担になります。
将来的な体調の変化を考えて、1階に寝室・トイレ・浴室・収納を集約する間取りがおすすめです。
② 必要のない部屋を減らしてコンパクトに
空き部屋を持て余しているなら、思い切って部屋数を減らすのも◎
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子ども部屋を取り壊してリビングを広く
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和室をなくしてフルフラットな空間に
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クローゼットやパントリーに作り変える
使わない部屋を“使える空間”に変えるだけで、暮らしやすさが劇的に変わります。
③ 家事動線の見直し
「洗濯機から物干しスペースが遠い」
「キッチンと食器棚が離れていて不便」
こうした毎日の小さな不便を、リフォームで解消しましょう。
✅ 洗濯→干す→たたむ→しまう までを一直線に
✅ 冷蔵庫と調理スペース、ゴミ箱の配置を工夫
✅ 動線のカットで、家事の時短・負担軽減!
④ 収納計画を見直す
60代からは「ものを増やす」より「必要なものだけで暮らす」方向へ。
収納を見直し、整理しやすい設計にすることで、日々の掃除や片付けもラクになります。
◆ 性能アップで快適な暮らしを手に入れる
間取りや動線だけでなく、「住まいの性能」も見直すことで、冬暖かく・夏涼しい、快適な生活が可能になります。
✔ 断熱リフォームで室温を一定に
外気の影響を受けやすい窓や壁、天井・床の断熱材を強化することで、
寒さ・暑さ・結露・光熱費の悩みが大幅に軽減されます。
✔ 水まわりの最新設備に交換
古くなったキッチン・お風呂・トイレ・洗面台を最新式に交換すると、掃除の手間も省けて、省エネ効果も◎
✔ バリアフリー設計で安心
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手すりの設置
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床の段差解消
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ドアを引き戸に変更
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廊下・トイレの幅を広く
将来を見据えた配慮は、介護が必要になった時にも役立ちます。
◆ 60代からの住まいづくりの心得
最後に、60代以降に住まいを整える際の「心構え」をご紹介します。
🌱 今の快適さ+将来への安心
「今ちょっと不便だけど、まだ大丈夫」と思っていても、年齢を重ねるとそれが“暮らしづらさ”に変わることも。
早めに快適な住環境を整えることで、心にもゆとりが生まれます。
🌿 ものを減らし、質を高める
これからの暮らしは、「広さ」よりも「質」。
物にあふれた家よりも、掃除しやすく落ち着ける空間が心地よく感じられるようになります。
🌸 お互いの時間を大切にする空間づくり
夫婦それぞれが自分のペースで過ごせる「ひとり時間」も大切。
例えば、
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書斎スペース
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趣味部屋
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パーソナルチェアや読書コーナー
などの小さなスペースを設けると、暮らしに豊かさが生まれます。
◆ まとめ:60代は“これからの暮らし”をデザインするタイミング
「子育てのための家」から「自分たちのための家」へ。
60代からの住まいの見直しは、これからの人生をより豊かに、安心して過ごすための大きな一歩です。
住み替えでも、リノベーションでも、
自分たちのライフスタイルに合った住まいを手に入れれば、毎日がもっと心地よく、軽やかに変わっていきます。
「今」の暮らしやすさも、「将来」の安心も、
60代からの住まいづくりで両方叶えてみませんか?
当社では、ご提案から施工までワンストップでご対応しております。
お客様の理想を形にするために、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
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