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実際の建物での遮断熱塗料の簡易効果測定

先日は、軽トラックの荷台に遮断熱塗料を塗って実験をしました。

今日は、実際の建物でどれぐらい効果が出ているか調査してきました。

写真左側のガス小屋とマンション外壁の矢印部分

ガス小屋の壁はブロック造りでNAD塗料(一般塗料)を塗りました。
マンションの壁は鉄筋コンクリート造りで遮断熱塗料を塗りました。
色は同じ「15-75D」です。

測定日は…
2022年8月30日(火) 15:30頃
外気温33℃ぐらい
いずれも壁も西に向いていて、西日が強く照り付けていました。

まずは、ガス小屋の壁の温度

ガス小屋の壁(CB) 47.2℃

続いてマンションの壁の温度

マンションの壁(RC) 38.2℃

【結果】
外気温33℃程度
ガス小屋の壁の温度47.2℃
マンションの壁の温度38.2℃

【温度差】
ガス小屋とマンションの壁の温度差…9℃
外気温とマンションの壁の温度差…約5.5℃

これは表面温度ですが、建物の鉄筋コンクリートは、日中はじわじわと蓄熱ます。
そして、日没後は鉄筋コンクリートに蓄熱されたエネルギーを放熱していきます。
今日は簡易な測定でしたが、冷房の効きが違ってきますね。

建物全体が熱くなると、建物の壁から輻射熱が出て体感気温は実際の室温より高く感じます。
(冬に焚火に当たっていると、気温は低いけど、手や顔がポカポカしてくる感じ)

とりあえず、簡易測定ですが結果が出てよかったです。